Androidの必要性

Androidが携帯端末として世に出たのは2008年のことです。
しかし、その際はスマートフォンが歓迎されてはいませんでした。
それよりも世に早くスマートフォンを出していたのはアップル社で、iOSが時代の先を行っているものだという認識と、まだまだガラケーが幅を効かせていた時代に、携帯電話にPCのような機能がほんとうに必要かなどとの意見もあったからです。

案の定、日本のAndroidとして一番初めに登場した機器は、性能性も悪く、処理も遅く、とても次世代のモデルということの出来るものではありませんでした。しかしながら、ロマンや夢が詰め込まれていたものであったことは確かです。

iOSは、操作性や中身に関して、とても研ぎ澄まされていて、これこそ次世代だと言わんばかりのものです。しかし、直接自分でいじれる部分は少なく、ただ与えられているものを享受しているだけです。
Androidが教えてくれたのは、自分好みのスマートフォンを持つという今の時代だからこそ分かるものです。

2008年では、確かに必要がなかったかもしれないスマートフォンですが、今の時代は小学生でも持っている社会にとって必要不可欠なものとなりました。でも、本当に必要だったのは、自分でつくり上げることや、自分の目標を達成するということです。GoogleはAndroidと言うまだまだ改良の余地がある物を世に送り出すことで、我々にその必要性を問うたのでは無いでしょうか?そして、その結果がいま出ているのです。

私は、大手A社から発売されたAndroid端末を、一番早くもった人間の一人です。あの時は、誰もが未経験者で、悪い面ばかりが持ち上げられていましたし、私も不満を抱いていました。しかしながら、今未経験者がスマートフォンを選ぶ時はAndroidが主流です。それは、未経験者でも扱えるように、いろんな人がAndroidを進化させたからです。そして、それがまた別の形で未来を作り上げていく。Androidは、人が先へ進むために、必要な物だったと今ならとてもわかります。

いまスマホ市場をふたつに分けるとAndroidアプリかiPhoneアプリかとなるでしょう。私ははじめて自分の手にしたときからAndroidのファンとなりました。そしていつしか持つだけでなく作る製作者側の人間に憧れるようになったのです。どちらも良い面悪い面があると思います。ただ、私は「未経験からのスマホアプリ通信」を見て未経験者でもつくることが可能なのだと嬉しく思ったのです。